賞味期限を「品質が切れる日付」と誤解する人がいることがアンケートからわかっていますが「おいしさのめやす」に過ぎません。食品メーカーの多くは微生物試験や理化学試験、官能検査から割り出した「おいしさのめやす」に1未満の安全係数を掛けて賞味期限を設定するのがほとんどです。政府(消費者庁)は0.8以上を推奨していますが、分析センターでは0.7〜0.9を使うケースもあります。10ヶ月の賞味期限で0.7を掛け算すれば7ヶ月の日付を印字している、ということです。
メーカーはゼロリスクを求めて賞味期限を短く設定する傾向にあります。賞味期限延長のためには、安全係数の見直し、製造方法の改善、容器包装の工夫、年月日表示から年月表示への変更などが挙げられます。3ヶ月以上賞味期間があるものは日付を省略できます。
消費者として気をつけるべきは5日以内の日持ちに表示される「消費期限」です。これは守った方がよいです。
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