東京大学大学院日記(27)

2013年5月18日、エグゼクティブプログラム。

法学部の久保文明先生、「アメリカの政治と外交 ー オバマ政権の課題と評価」

これも自分の専門分野外ではあるが、非常に面白かった。

日本の政党や企業が広報をおろそかにする傾向があり、何かあればすぐ広報予算が削られるが、「今こそ広報である」との言葉は、広報に16年以上携わる者として嬉しく受け止めた。

また、日米の大学生の就職希望先の違いも面白かった。

日本の大学生は「寄らば大樹の陰」で、大きな組織や役所にいこうとする。

かたや、米国の大学生は、「鶏口となるも牛後となるなかれ」で、どんなに小さな組織でも、トップになろうとする。

米軍の基地の話について、自分は3.11直後に震災支援をしていた際、米軍横田基地に食品を運び、そこから米軍のヘリコプターで岩手県花巻市と宮城県仙台市へ運んでもらった経験があるので、米軍の支援は非常に有難かった。

2011年3月14日から10日間、毎日、農林水産省とやり取りして、なかなか受け入れ先が決まらず、自衛隊の駐屯地もだめ、どこもだめ・・・というのを繰り返して、ようやく10日後に、米軍横田基地に運べることが決まった。

食べ物は命に関わるので、被災地の人たちに早く運んであげたかった。

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