東京大学大学院日記(23)

2013年5月14日、6限め、食の安全ゼミナール2。

18:30-20:10。

農学部7号館A棟1階にて。

サントリーホールディングス株式会社、品質戦略部、部長、原田雅己先生の講義。

最後に質問させて頂いた点が3点。

1点目は、品質保証や安全管理に際し、グローバルの基準を用いているのか?(EU HACCPやBRCなど)

これについては、特にそうではない、とのこと。

ただ、このような安全管理などは、あくまで書類上の問題なので、もうすこしきめ細やかな対応をしているとのことだった。

2点目は、今月(2013年5月)から始まった、飲料水での賞味期限表示変更について。

ミネラルウォーターについては、5月製造分から「年月日」表示より「年月」表示になり、それにより食品ロスが減ると予測されているが、そのほかについてはどうなのか。特に飲料は他の費目と比べて返品や廃棄、ブランドの改廃が多いので。

これに対しては、水はあくまでトライアルで、消費者の方の反応いかんでは、他の飲料にも適合していくとのことだった。

3点目は、サントリーの社風(やってみなはれ)だと、新しいことにどんどんチャレンジしていくことが活発になるが、その反面、リスクも増える。リスクとチャレンジの兼ね合いをどうバランスをとり、経営しているのか。

これについては、基本的にサントリーの社風は「いけいけどんどん」なので、品質戦略部が手綱を締める役割をになっているとのことだった。

面白かったのは、社員に対する苦言に「お前、普通やな」というのがある、ということ。

要するに、普通でない、おもろいことやってみなはれ、ということか?

自分が入社したかもしれない会社だし、興味深かった。

http://www.asahi.com/and_M/living/TKY201305130150.html

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