広報とは

広報の方から「社内の情報がとれない」「社員が話してくれない」という悩みを聴くことがあります。企業広報当時は、部署のキーパーソンのコミュニケーションスタイルに合わせるよう、心がけていました。たとえば、面と向かってはそんなに喋らないけど、メールだと饒舌になる社員の場合はメールで。電話だと長話になる社員とは電話で。飲みながら・・が好きな人とは飲み会で。相手が心地よいと感じる方法で伝えてもらうと、たくさん話してもらえました。

最近、相手の立場を察せず、自分の流儀で押しかけてくる人(組織)が多いように感じます。付かず離れず、適度な距離感をとってくれる人、そのときどきで伝達方法を上手に使い分けて下さる方は、付き合っていて居心地のよさを感じます。

企業広報から離れて6年、NPOの広報から離れて2年経つので、もう「広報」と呼ばれることはないですが、今は、一社に限らず ”これこそ社会に伝えるべき” だと肚の底から信じる情報を世界に広める「広報」なのだと(自分で勝手に)思っています。いい情報って自社のものに限らないし、自分の組織にこだわり過ぎるのも無理が生じると思うので。

(写真は、世界で一番居心地のよい、秘密のレストラン)How to communicate effectively with your colleagues

スポンサードリンク