藤野 雄太さんが本日2月10日、新著『勉強しなさいと言わずに成績が上がる！すごい学習メソッド』（永岡書店）を上梓されました。

藤野さんは、日本一成績が上がる塾として全国から150人以上が見学に来ている個別指導塾スイングの代表で、ある講座で同じクラスだった仲間です。すでにご著書読了しました。

藤野メソッドは、わたしの親がしてきたことと共通点があります。本にも書かれているように、education の語源は、ラテン語のducere （相手から引き出す）。強制や指示ではなく、子どもの持つ力を引き出してくれるということです。先日、タイのカセサート大学で講義をしてみて、一方通行ではなく、その人の持っているものを内側から出してあげる、それがいかに重要か、身に染みました。要するに、自分（親や教師）の立場ではなく、相手（子どもや生徒）の立場に立つ、ということに尽きるのではないかと思います。

藤野さんの本を読みおわって、印象に残ったキーワードは次のようなところです。

「心のエンジン」
「おんぶや抱っこでなく、伴走」
「長期的視点」
「観音様の眼差し」
「眠っている倫理規程を目覚めさせてあげる」
「子どもは大人の言葉でなく、心に反応する」
「学歴以上に大切なのは社会に貢献する力」
「促成栽培は大木に育たない」

わたしの弟は大学時代から塾でバイトし、いまは証券系企業で働いていますが、前職と前々職は塾でした。子どもの持つ力を引き出してあげるのはやり甲斐のある仕事だったようです。わたしも、昔の女子高等師範学校にあたる大学を卒業し、教員免許を取り、教員にはならなかったものの、２つの大学で講義を担当しています。どうしたら自発的に学びに取り組んでくれるかは毎年度の課題なので、藤野メソッドを参考にしたいと思います。

紀伊國屋書店の横浜店では平積みだそうです。新宿本店は、店員さんに聞いたところ、これから入るもよう（本日、午後入ったようです）。

藤野さん、ご出版おめでとうございます！

『勉強しなさいと言わずに成績が上がる！すごい学習メソッド』藤野雄太著、永岡書店
http://amzn.to/2luuRno

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