「食品ロス削減検討チーム川口」で副会長を務めてくださっている坂巻達也さんの「おからケーキ」の取り組みが、2016年5月25日付の埼玉新聞に掲載されました!
2016年10月17日(月)夕刻に開催予定の食品ロス削減シンポジウムでも販売して頂けるのを楽しみにしています!
Tatsuya Sakamaki appears on Saitama Newspaper
http://www.saitama-np.co.jp/news/2016/05/25/07.html
以下、埼玉新聞2016年5月25日付記事
アレルギーの孫きっかけ 小麦、卵ゼロ“おからケーキ”、川口で開発
JR川口駅前の「樹モール商店街」の製パン店「ボングー」の社長、坂巻達也さん(60)が小麦と卵を使わないおからのケーキを開発した。「しっとり、ふんわりした食感を出すために苦労した。おからと豆乳、ヤマトイモ、オリーブ油、きび砂糖を使うことで完成した」と語る。7月に同商店街で開く夏祭り「自然ふれあい祭り」で発売する計画だ。
同ケーキは直径約5センチで手のひらに乗る大きさ。小さいが中身が詰まっている感じ。冷凍保存を予定している。口に入れると、甘さは控えめで、しっとりとした冷たさが初夏の陽気にふさわしいと感じた。
「開発の動機は2歳の孫の小麦アレルギーだった。これをきっかけに食物アレルギーで悩む子どもたちが多いことを勉強した。子どもたちのために何とかしたいと思った」と坂巻さんは振り返る。
ケーキは卵を使わないとふわっとさせるのが難しい。悩んで、いろいろ試した結果、ヤマトイモを使うと良いことが分かった。おからや豆乳は大豆つながり。オイルは大豆オイルでいいわけだが、オリーブオイルにした。
おからケーキは、小麦と卵を使わないタイプと、小麦ゼロだが、ヤマトイモの代わりに卵を使うタイプの2種類を完成した。
坂巻さんは同商店街の「坂巻菓子店」の長男。明大農学部を出てから東京・板橋の製パン店で3年間修行し、父の店を継ぎ、同時にパン・洋菓子製造販売の「ボングー」を創業。これまで33年間、同商店街で営業している。
2014年に店頭販売の店を閉め、今は保育所や老人ホーム向けに食パンなどの製造を続けている。店を閉めた時は、市民から惜しまれ「(父の代からも含めて)60年間ありがとう」の声が寄せられた。
坂巻さんは4年前に82歳で他界した父政次さんと同様、樹モール商店街を運営する川口銀座商店街振興組合の理事長を務めている。
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