ちょっと変なたとえかもしれないけど、Facebookって、みんなでカラオケルームで歌いあっているようなイメージを持っています。自分だけマイクを独り占めしない。他の人の歌も聴いてあげる。ザ•リッツ•カールトン元日本支社長の高野登さんのお話を聴いていて、そんなことを頭に浮かべました。Speech of Noboru Takano
アメリカで20年以上ビジネスの世界で揉まれた高野さんは、決してアメリカ礼賛ではなく、『たとえ小さな結果しか見えなくても最大の努力を惜しまない、というのが日本人の考え方』『でも昭和50年代を契機に、とにかくうちさえ儲かればいい、というアメリカンマネジメントになってしまった』とおっしゃっていました。
石灯籠の内側に彫られた言葉、今は「商売繁盛」(うちが儲かりますように、という願望)ですが、かつては「諸国客衆繁盛」(お客さまが繁盛しますように、という、ほかの人のことを慮る祈り)だったとのこと。言葉や文章には、その人の持ついろんなものがにじみ出てしまう。反面、言葉をあやつり、うそを語る人もいる。言葉を紡ぐ、文章を綴るという営みは、あなどることができません。
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