マスメディアでは報道されない被災地域への配慮を

大震災発生時、メディアの報道が限定箇所からになるのは、ある程度、致し方ないと思います。報道の拠点をどこかに構える必要がありますし、緊急車輛のために移動は極力控えたほうがよいからです。Disaster Relief Efforts for the Kumamoto and Oita Earthquake occurred on the 14th

ただ、寄附金にしてもボランティアにしても、報道で名前が知られたところに集中してしまい、それ以外のところへの支援が薄くなってしまう傾向はあるようです。3.11のときも、沿岸部や原発の近くで大きな被害を受けたところが毎回報道され、長野県や茨城県、千葉県などの現状は、前者に比較して取りあげられる頻度が少なかったと感じます。

今回も、熊本県のうち、熊本市や益城町は頻繁に報道で取りあげられますが、大分県や、熊本県のそれ以外の町はあまり報道で取りあげられません。地震の名称も今のところ「熊本地震」と称されており、大分県は入っておりません。

マス(メディア)ではすべての地域をカバーしきれないところを、ソーシャルメディアでは、できるだけ、人々にあまり注目されないところを知らせてあげる姿勢が求められていると感じます。

また、支援物資や食料は、避難所以外の手の届かないところへ届くよう配慮してあげるのがよい、と考えています。

日本財団CANPANの「配慮が必要な人の避難生活のための情報」は、いわゆる社会的弱者の方をメインに情報が密度濃くまとめられていて、その心遣いがありがたいと思います。

http://blog.canpan.info/cpforum/archive/557

青年海外協力隊フィリピン隊員時代の同期、越智 新さんが避難している熊本県上益城郡甲佐町で、甲佐町の災害義援金口座が開設されたそうです。この機会に、メディアで報道されない被災地にも目を向けていただけるように、と願います。

越智さんの投稿を引用します。以下

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甲佐町の被災状況は、マスメディアにはほとんど出てきませんが、甲佐町にも家屋が半壊して自宅に戻れなくなってしまったという方がたくさんいらっしゃいます。

今後、復興を進めていく上で、継続的な支援が必要です。

皆様ご協力をよろしくお願いいたします。

甲佐町HP「災害義援金口座開設のお知らせ」
http://www.town.kosa.kumamoto.jp/q/aview/1/541.html
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