本橋成一監督の映画「アレクセイと泉」。
家から近いところで上映会とトークショーがあるので、行ってきた。
2002年公開。
チェルノブイリ原発事故で汚染されたベラルーシ・チェチェルスク地方の村に暮らしている老人たちと、青年アレクセイの生活を追ったドキュメンタリー映画。
音楽は、坂本龍一。
日常を描いている。その中に、哀しみが潜んでいる。
人間の暮らしというのはそういうものではないだろうか。
明るさの中に、哀しみがある。
苦しさの中に、楽しさがある。
映画上映後、監督のアフタートークショーでも、いい言葉をたくさん聴くことができた。
『人間が汚した土地だろう。どこへ行けばいいって言うんだい』(ベラルーシの老人の言葉)
『自分たちは、泉に水を借りている。自分の命をお返しするとき(死ぬとき)水を返さなければならない、だからこの土地に残らなければ』
『負の遺産をのこさない』
『原発は天敵だ』
『危険です、危険です、と言うことだけが、危険を訴えるすべではない』
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