『少しだけ、無理をして生きる』。
城山三郎氏の著書。
いつも的確なアドバイスをくださる方が、本の言葉を引用しながら紹介してくださいました。
さっそく購入して読みました。
最も印象に残ったのは、もう亡くなられていらっしゃる中山素平(そへい)さんという銀行家の方の言葉です。
『箱から出なくちゃいけない』ということば。
中山さんが人を評価する基準は、「あいつは箱の中に入って安住しているか、それとも箱から出ようとしているか」という点だったそうです。
これは、お茶の水女子大学大学院でキャリア講演をしたときに教えていただいた「コンフォートゾーン」を指しているとも言えます。
「コンフォートゾーン(快適な領域)」は、脳科学や心理学などで使う用語だそうです。
円の真ん中がコンフォートゾーン。
居心地はいいが、ここに居続ける限り、人は成長することはできない。
コンフォートゾーンの外側が、ラーニングゾーン。
学びのゾーン。
その外側が、パニックゾーン。
中山素平さんの、人を評価する基準と同じような目で、わたしも、人を見ているように思います。
ご紹介いただいた方は、この本の別の言葉を引用して教えてくださいました。
良い本でした。ありがとうございました。
スポンサードリンク
コメントを投稿するにはログインしてください。