自己保身は社会に対する「改悪」

行政からのご依頼の講演で、「1時間の講演に対して7時間の拘束時間は長過ぎる」「プログラム見ても、ここまで講師が待機する意味ないと思う」と率直に申し上げてしまいました。これまで毎年のシンポジウムのたびに、依頼された人たちは我慢していたのだろうなあ。そういえば前の会社辞めるとき、大手新聞社の方が「こんなにはっきり意見を言う人は初めてでした」とおっしゃったっけ。巨大組織におもねる人が多いのだとそのとき感じた。前例や仕事の慣習がおかしい、意味ないと思ったら、直接、その当事者に言えばいいと思う。だめもとで。提案してみて。変わる可能性はゼロではないんだから。当たって砕けて。それをせずして、どこかでくだまいてる人が多過ぎるんでないの。自分も会社の看板背負って言えなかった時期があるからわかるけど、そういう行為は自分の保身であり、社会に対する「改悪」だとすら今は思う。

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