6月1日放映のNHK総合「特報首都圏」に出演しました。
テーマ:「もったいない(食)をどう活かす?」
6月1日(金)19時30分より55分 首都圏で放送
(東京・神奈川・千葉・埼玉・栃木・茨城・山梨・長野)
6月4日(月)15時15分より40分 全国放送(再放送)
5月初めから3週間近くかけて、この番組のロケハンや取材、
撮影にずっと同行させて頂いておりました。
さまざまな撮影現場の中で、衝撃の場面がありました。
東京都のゴミ収集車が収集してきた家庭ゴミの中に、
まだ食べられる食品がどれくらい入っているかを調べたときのことです。
ねぎとろの巻き寿司や、ピザ、ドリア、菓子パン、総菜など、
まるでコンビニエンスストアやスーパーの売り場かと思うくらい、
バラエティ豊かな食べ物が、ゴミ袋の中から次々と出てきました。
清掃事務所の方々も驚いていたのが、賞味期限が5ヶ月先まで残っている、
定価5000円以上する食品が、まるごと出てきたことです。
東日本大震災の後、被災地では特に、また被災地でないところでも、
食べ物に不自由することが多くありました。
あのとき、食べ物のありがたみを、身を持って感じた人も多かったと思います。
それなのに、その教訓は活かされていないのでしょうか。
農林水産省が先月発表した「食料・農業・農村白書」によれば、
日本の食品総廃棄量は、食品産業全体で2272万トン。(水分をとりのぞくと2082万トン)
このうち、500〜800万トン、すなわち、年間のコメ生産量と同じくらいの食べ物を日本は捨てているのです。仮に、キロ600円で金額換算すると、41兆円にものぼります。
この機会に、日本にあふれる「もったいない食べ物」について、
多くの方に一緒に考えて頂きたいと、こころから願っています。
NHK「特報首都圏」http://www.nhk.or.jp/tokuho/
セカンドハーベスト・ジャパン(日本語)
http://www.2hj.org/index.php/jpn_home
セカンドハーベスト・ジャパン(英語)
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農林水産省 フードバンク
http://www.maff.go.jp/j/shokusan/recycle/syoku_loss/foodbank/index.html
Wikipediaフードバンク
http://ja.wikipedia.org/wiki/フードバンク