食品メーカーが取り組む「賞味期限の延長」と「賞味期限の年月日表示化」

2017年2月10日付の日テレNEWS 24に、なぜ?賞味期限の「表示変更」「期間延長」という記事が掲載されています。

記事中、「キユーピーも賞味期限延長を検討」とありますが、キユーピーさんはすでにマヨネーズの賞味期限延長を実施されています。

7ヶ月だったマヨネーズの賞味期限を、製法を変えることで10ヶ月に、さらに包装材料を変えることによって12ヶ月まで延ばしています。

味の素さんが、賞味期限1年以上の製品について「年月日表示」から「年月表示」への変更を検討しているのはとてもよい取り組みです。

たとえば「2月11日」と表示があれば、2月12日にはその商品は「ゴミ」になってしまいますが、「2月」と書いてあれば、2月28日まで商品として流通可能だからです。

ただ、日本の法律上は、賞味期間が3ヶ月以上あれば、日付の表示は省略できるのです。

今後は、3ヶ月以上の商品についても検討をお願いできればと願っています。

また、月の途中の表示のものについては切り捨てになってしまうため(たとえば2月11日表示だったものは、11日が切り捨てとなり、1月表示となる)賞味期限の延長も同時にお願いできればと思います。

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以下、日テレNEWS 24より引用

なぜ?賞味期限の「表示変更」「期間延長」

http://www.news24.jp/articles/2017/02/10/06353797.html

食品大手「味の素」が、今月出荷分から一部の製品に対し、賞味期限を延長し、表示方法の変更も始めた。なぜ変更に踏み切ったのだろうか。

■おいしく安全に食べられる期限を示している賞味期限。買い物客はどこまで気にしているのだろうか。街で聞いてみると―

■「賞味期限は見ますね。(未開封なら期限の)半年くらい先まで使いますね」「過ぎたら大体捨てちゃってる」

■この賞味期限をめぐって食品大手「味の素」が新たな戦略を打ち出した。

■今月の出荷分から「マーボー春雨」など、中華の総菜3品について、これまで「年月日」で表示していた賞味期限を「年月」表示に切り替えている。同時に賞味期限を1か月延長。消費者の反応などを検証する。

■さらに、味の素では賞味期間が1年以上の家庭用製品を対象に検討を行い、今年の秋以降、原則として、賞味期限の延長や年月表示を順次行う。

■味の素・三谷さん「メーカーとしてはまずは、食品ロスの削減のために、賞味期間をのばせるだけのばすことが大事だと思っています」「(品質の)確認をした上で 賞味期間をのばします」「今までの日別の管理を、月別の管理にするということですので、食品流通上、ご家庭の食品ロス削減に貢献できるのではないかと考えています」

■担当者が強調したのは食品ロスの削減だ。

■まだ食べられるのに、賞味期限切れや売れ残り、食べ残しなどを理由に捨ててしまう、食品ロス。消費者からはこんな声が―

■「以前は、なるべく新しい物を買ってたんですけど、食品ロスにつながるので、食べられるんだったら、あえて(賞味期限が)近い物を買う時があります」

■食品大手のキユーピーも賞味期限の延長や年月表示への切り替えなどを検討しているという。

■専門家はメーカーや小売りなど食品業界全体でこうした取り組みを進めれば、国内の食品ロスを減らせる可能性があると話している。

詳しくは動画で。
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以上、引用おわり

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